デベロッパー就活体験記

デベロッパー就活全般について

【体験記】東京建物 本選考フロー 質問や対策について

 

 

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東京建物の本選考について、実際に22卒就活生として体験した選考フローを紹介します。

  

 

 

 全体の選考フロー

ES、WEBテスト、録画動画→GD→一次面接→二次面接→三次面接→内定

 

 

 

ES

 東京建物のESの設問は以下の通りです。

 

①これまでの人生において“やり抜いた経験”、また、そこから学んだことをご記入ください。
(500文字以下)

 ②『総合不動産ディベロッパー』という業界を志望する動機・理由をご記入ください。
(400文字以下)

 ③東京建物を志望する動機・理由をご記入ください。
(200文字以下)

 ④あなたの人生を3つの時期に分け、それぞれの時期にタイトルを付けてください。
※時期の区分については「自分の性格や価値観が変わったと思える転機」を軸に分けるようにしてください。

 

東京建物のESは他のデベロッパーと比較して通過率は高めです。しかしながら面接はESからの深掘りが中心なので、通過のために書くのではなく面接で話しやすいガクチカを選んで書きましょう。また会社の位置付け的に、三井不動産三菱地所ではなく「なぜ東京建物なのか」を重視してくるので、東京建物の志望動機はしっかりと他のデベロッパーと差別化したものにしましょう。

 

WEBテスト

22卒のWEBテストの種類は玉手箱(英語あり)でした。そこまで高得点を取る必要もなく、7割程度あれば受かっている印象です。日系大手通過できる程の得点率があれば大丈夫だと思います。

 

録画動画

 1分程度の自己PRです。自己PRで述べた内容について面接で深掘りされることはなかったので、内容というよりは清潔感や話し方を見ている印象です。

ES、 WEBテスト、動画の三点で書類審査が行われるので、ESに書いた内容とは違う内容を話すことで、色々な活動に取り組んできたことをアピールできれば良いかもしれません。

 

OB訪問

書類提出後にOB訪問の案内がきます。(※合否通知の前)

学生一人につき三回OB訪問を行うことができるので、企業分析ができてない人は利用しましょう。OB訪問前に400字程度の質問リストの送付が求められるので、聞きたいことをしっかりと決めた上で、OB訪問を行いましょう。

OB訪問が合否に関わるかに関しては、OB訪問をした人でも落ちた人がいたり、私を含めOB訪問をしていない人でも書類通過したりしたので、あまり関係ないでしょう。ただ、「なぜ東京建物を志望したのか」を面接で語る際にOB訪問は必須と言っても過言ではないので早めに申し込んでおいて損はないでしょう。

 

 

グループディスカッション

【 流れ】

10分:自己紹介、30分:グループディスカッション、2分:代表者発表、7〜10分:フィードバック

【メンバー】 

学生6名1グループ

 【オンラインツール】

Teams会議

 【テーマ】

10年後の「次世代デベロッパー」東京建物って何をやっている会社?

 

 

東京建物のGD は選考の数週間前にお題がメールで送られてくるため、事前学習が前提で議論が進みます。その為、メンバーがお互いに持論を展開し、ゴタゴタになってしまう可能性が高いです。議論の流れを修正し、周りを巻き込みながら論理的に話を進めるファシリテーターのような人が求められるでしょう。事前学習を踏まえ、優秀なアイデアを沢山持っている人でも、主張を意識しすぎると通過は難しいです。

 

 

 

一次面接

時間:30分

人数:一対一

 

 一次面接で聞かれた質問は以下の通りです。

 

・自己紹介と雑談 
・学生時代に力を入れたこと、その深掘り 
・志望動機、なぜ東京建物なのか 
・興味のある部署 
・他社の選考状況 
・なぜ東京建物に興味を持ったのか 
・好きな物件(東京建物以外に他社物件も) 
・逆質問

 

東京建物は一次面接から「なぜ他のデベロッパーではなくうちなのか」を詳しく聞いてきました。選考時期が早く、6月から始まる三井不動産三菱地所に流れないよう、絶対に入社するという決意を見てきます。しっかりと企業分析した上で一次面接に挑みましょう。

 

 

二次面接

時間:30分

人数:一対一

 

 二次面接で聞かれた質問は以下の通りです。

 

・自己紹介と雑談
・学生時代に力を入れたこと、その深掘り
・東京建物の課題

デベロッパー業界の課題
・価値観の転換点について
・周りには何と言われるか
・逆質問

 

東京建物の二次面接は頭の良さや話し方、立ち振る舞いが重視されています。面接後には若手社員との一対一の面談が用意されているのですが、そこで志望動機について聞かれなかった旨を聞いたところ、二次面接では志望動機は重視しないと言われました。

東京建物やデベロッパーの課題についてはケース面接のような雰囲気なので、コンサル等で面接練習をしておくのが良いでしょう。

また面接後の面談では選考には影響しないと言われるのですが、そこでの会話は面接官に伝達されるそうなので、気を緩めず自分の想いをぶつけましょう。

 

 

三次面接(最終)

時間:30分

人数:一対三

 

最終面接の質問は以下の通りです。

 

・自己紹介と雑談、アイスブレイク
・なぜ総合デベロッパーか、なぜ東京建物か
・採用したくなるように自己PR
・地方創生において総合デベロッパーはどう関わるべきか
・東京の街づくりの課題は
・最近の気になるニュース

 

基本的に一次面接や二次面接で聞かれたことと同じです。しかし、面接官は役員クラスで面接の雰囲気も重めなので、年配の方にも物怖じせずハキハキと話すことを意識しましょう。